2011.3.11.14:46…あれから8年…私は成長したのでしょうか?当時38歳だった私、息子は1歳11ヶ月、娘は8歳だった…その子たちも9歳と16歳になり、二人はとても成長した8年でした。当時言葉を少しだけ話せた息子は、勉強とサッカーそしてお友達も沢山できて、毎日がんばっています。そして娘も希望の高校に入学して、勉強もソフトボールを続けております。
子どもの成長を見れるだけでも「しあわせ」と感じる8年でした…沿岸で被災に遭われた人たちは、自分のお子さんを亡くされた方もいらっしゃいます…もし自分だったらどうだったろう…もし自分の子を亡くしたら…何を考え、何をしていただろう…8年経っても悲しんでいる人たちが、まだ多くいることを忘れてはいけない…復興まであと少し建物や町は90%できているなどと、国や県はいいますが「こころの復興」はずっと続いている…いや一生かかってもこころのこたえがでない人もいると思います。
私はこの8年で少ししか成長していないけど、震災から学んだことがあります。それは家族がいて、仕事ができて、歩けて、しゃべれて、食べれて、泣けて、笑えて…この当たり前がそれだけしあわせなことなのかを気づかされたことです。生かされていることに感謝して、前を向き、常に「ありがとう・たすかった・ごめんなさい」を言い続けてこれからも生きていきます。